【Photoshop CC】ライトリークを管理する

【Photoshop CC】ライトリークを管理する

この記事コンテンツではPhotoshop CCの機能を使った「ライトリーク」のつくり方と管理する方法について解説しています。

写真撮影におけるライトリークとは？

ライトリーク（光漏れ）とは、カメラの本体にある穴や隙間から光が漏れ、本来光を通さないはずのフィルムやセンサーに余分な光が入る現象のことを指します。この光は拡散し、カメラ内部のパーツによって影ができたり、特定の方法で反射したりすることがあります。

フィルムカメラで「記録写真」や「記念写真」などの撮影中に起こる光漏れは、写真の品質を低下させる失敗写真として扱われていましたが、写真表現においては、この「予期せぬ事故」が「思わぬ収穫」だったりします。

このライトリークの効果を意図的に写真に取り入れることで、アートな表現手法として活用できます。

ライトリークを意図的に発生させる方法

• 古いフィルムカメラを使う：古いフィルムカメラは、モルトが劣化していて光漏れが起こりやすくなります。
• カメラ本体の裏蓋を開ける：フィルムを送っている途中に本体の裏蓋を一瞬開け、光漏れを人工的に発生させる方法。

近年、写真に「ライトリーク」と呼ばれる光漏れのようなエフェクトを加えるのが流行しています。

これは、フィルムカメラで起こる偶発的な光漏れを再現したもので、写真にレトロやアーティスティックな雰囲気を演出することができます。

Photoshopの機能を使うことで、撮影後にライトリークの効果を意図的に再現することができます。

つくりかた

1.画像を配置します。

2.メニューバーの「ファイル」から「Adobe Stock を検索…」を選択します。

3.Adobe Stockのサイトに切り変わり、「light leak」や「光漏れ」などで検索をかけると多数ヒットするので利用規約を守った上でダウンロードします。

※ インターネット上の「フリー素材サイト」を利用するのもよいと思われます。

・「Adobe Stock」と「CCライブラリ」を連携させてオンライン上で管理、共有させることもできます。

・デスクトップに「ライトリークのフォルダ」を作って管理することもできます。

4.ライトリークの素材を配置します。

5.「描画モード」を変更することで、画像を合成できます。

6.ライトリークの「大きさ」、「位置」、「不透明度」などを調整して作業終了です。

組み合わせる画像や枚数によって「描画モード」や「不透明度」を変更します。

ライトリークの効果

• 幻想的な雰囲気：写真に柔らかい光と色彩が加わり、幻想的な雰囲気を演出することができます。
• レトロな雰囲気：フィルムカメラで撮影した写真のような、レトロな雰囲気を演出することができます。
• ドラマチックな雰囲気：光と影のコントラストが強調され、ドラマチックな雰囲気を演出することができます。

まとめ

Photoshopを使って、ライトリークの効果を再現することはできます。

ライトリークを活用した画像は、自由度が高く、オリジナリティ溢れる作品を生み出すことができ、フォルダで素材を多数管理することで使用するときに幅が広がります。（「玉ボケ」や「レンズフレア」のフォルダも作ってもよいと思われます。）

しかし、Photoshopなどの編集ソフトで「加工したライトリーク」は、「フィルムカメラのライトリーク」とは異なる質感になる場合があります。

制作意図や用途、目的に合わせて、適切な方法を選択することも重要です。