手書き文字をトレースしてみよう

ノートにレタリングした手書きの文字を、Illustratorでトレースしてデータにしてみよう

スキャンした文字の画像

下書きの色を薄くしてロック

まずは、スキャンした手書き文字をIllustratorで開きます。
トレースし易いように、透明パネルで不透明度を下げましょう。(今回私は30%くらいでした)
また、作業中に間違って移動させないように、下書きのレイヤーをロックしておきます。

不透明度の設定 レイヤーをロック

新規レイヤーとペンツールの設定

トレース用にレイヤーを新規作成します。

新規レイヤーを追加

ペンツールでトレースします。
このとき、塗りが設定してあると、途中下書きが見えなくなるので無しにします。
線はお好みでやり易いように設定します。

ペンツールのアイコン  塗りと線の設定

キーアンカーに整列

ペンツールで一文字目をトレースしてみます。

トレース中の画像
ペンツールで描く曲線が分からない!という方はこちらの記事をどうぞ。
【挑戦】ペンツールの練習 1分間であなたはできる?

Mのベースラインが手書きのトレースなので、微妙に揃いません。
ダイレクト選択ツールで、図のアンカーポイントを4つ選択します。

アンカーポイント選択の説明画像

整列の範囲を「キーアンカーに整列」にして、アンカーポイントを整列します。

整列パネルでキーアンカーに整列を選択

ベースラインが揃いました!

下部のアンカーポイントが揃う画像

キーアンカーに整列
ダイレクト選択ツールでアンカーポイントを選んだ時に、最後に選択されたアンカーポイントがキーアンカーになります。
選択したキーアンカーにより変化する説明画像
shiftキーを押したまま、アンカーポイントをポチポチ選択してキーアンカーにしたいアンカーポイントを最後に選択します。
または、一気に選択した複数のアンカーポイントから、キーアンカーにしたいアンカーポイントを、shiftキーを押して一旦選択から外し、再度shiftキーを押したまま選択し直すと、簡単にキーアンカーにできます。
キーアンカーは、他のアンカーポイントと見た目が変わりません。
(キーオブジェクトは太線になりますよね。)

文字の共通パーツをコピーする

同じ形のパーツは、統一感が出るようにコピーします。
Hの縦線をIにもコピーします。
アルファベットの同じパーツをコピーする画像。

HやAの横棒は、長方形ツールで描きます。
縦棒と横棒を選択して、パスファインダーパネルの「合体」をクリック。

パスファインダーで合体

オブジェクトを整列する

AとSは作ってあるので、コピーで配置します。
最後は、整列パネルのオブジェクトの整列と分布を使って文字の距離などを整えましょう。

整列パネルを使ってオブジェクトを整列

完成

お疲れ様でした!
トレースって、楽しいですよね。
完成図

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