Photoshopの描画モードについて〜後編〜

描画モードについて

前編に引き続き描画モードについて後半の13種類の解説をしていきます。
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前回のおさらい

描画モードはおおよそ3つにカテゴリ分けすることができます。

暗くするモード

  • 比較(暗)
  • 乗算
  • 焼き込みカラー
  • 焼き込み(リニア)
  • カラー比較(暗)

明るくするモード

  • 比較(明)
  • スクリーン
  • 覆い焼きカラー
  • 覆い焼き(リニア)-加算
  • カラー比較(明)

コントラストを強めるモード

  • オーバーレイ
  • ソフトライト
  • ハードライト
  • ビビッドライト
  • リニアライト
  • ピンライト
  • ハードミックス

仲間外れが8種類ありますが解説をしますのでご安心ください!!
今回使用するのはこちらの2枚のレイヤーです。
レイヤー1[基本色]
基本色
レイヤー2[合成色](上部は半透明)
合成色
レイヤー1[基本色]の上にレイヤー2[合成色]を重ねて作業を進めていきます。
2枚のレイヤーを重ねた状態のことを[結果色]と呼びます。

15.ハードライト[コントラストを強めるモード]

ハードライトはオーバーレイよりもさらに強いコントラストを持ちます。
ブラックはブラック、ホワイトはホワイトのまま反映され、強い光を当てたようなイメージです。
ハードライト
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
ハードライト

16.ビビッドライト[コントラストを強めるモード]

合成色に応じてコントラストを増加または減少させ、カラーの焼き込みまたは覆い焼きを行います。
合成色(光源)が 50 %グレーより明るい場合は、コントラストを落として画像を明るくします。
合成色が 50 %グレーより暗い場合は、コントラストを上げて画像を暗くします。
ビビッドライト
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
ビビッドライト

17.リニアライト[コントラストを強めるモード]

合成色に応じて明るさを減少または増加させ、カラーの焼き込みまたは覆い焼きを行います。
合成色(光源)が 50 %グレーより明るい場合は、明るさを増して画像を明るくします。
合成色が 50 %グレーより暗い場合は、明るさを落として画像を暗くします。
リニアライト
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
リニアライト

18.ピンライト[コントラストを強めるモード]

合成色に応じて、カラーが置換されます。合成色(光源)が 50 %グレーより明るい場合、合成色より暗いピクセルは置換されます。
合成色より明るいピクセルは、変更されません。合成色が 50 %グレーより暗い場合、合成色より明るいピクセルは置換されます。
合成色より暗いピクセルは変更されません。画像に特殊効果を追加するときに役立ちます。
ピンライト
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
ピンライト

19.ハードミックス[コントラストを強めるモード]

合成色のレッド、グリーンおよびブルーの各チャンネル値を基本色の RGB 値に追加します。
合計が 255 以上のチャンネルは、値 255 を受け取り、合計が 255 未満のチャンネルは、値 0 を受け取ります。
合成されるすべてのピクセルに、0 または 255 のいずれかの RGB 値が割り当てられます。
これにより、全ピクセルが加法原色(赤、緑または青)、白または黒に変わります。
ハードミックス
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
ハードミックス

20.差の絶対値[その他]

各チャンネル内のカラー情報に基づいて、合成色を基本色から取り除くか、基本色を合成色から取り除きます。
明るさの値の大きい方のカラーから小さい方のカラーを取り除きます。
ホワイトと合成すると基本色の値が反転しますが、ブラックと合成しても変化はありません。
差の絶対値
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
差の絶対値

21.除外[その他]

差の絶対値モードと似ていますが、効果のコントラストはより低くなります。
ホワイトと合成すると、基本色の値が反転しますが、ブラックと合成しても変化はありません。
除外
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
除外

22.減算[その他]

各チャンネル内のカラー情報に基づき、基本色から合成色を減算します。
8 ビットおよび 16 ビット画像で、結果の負の値が 0 にクリッピングされます。
減算
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
減算

23.除算[その他]

各チャンネル内のカラー情報に基づき、基本色と合成色を分けます。
除算
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
除算

24.色相[その他]

基本色の輝度と彩度、および合成色の色相を持つ最終カラーが作成されます。
色相
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
色相

25.彩度[その他]

基本色の輝度と色相および合成色の彩度を使用して、結果色を作成します。
このモードで彩度ゼロ(グレー)の領域をペイントした場合は、何も変更されません。
彩度
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
彩度

26.カラー[その他]

基本色の輝度と、合成色の色相および彩度を使用して、結果色を作成します。
これにより、画像内のグレーレベルが保持され、モノクロ画像のカラー化およびカラー画像の階調化に役立ちます。
カラー
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
カラー

27.輝度[その他]

基本色の色相および彩度と、合成色の輝度を使用して、結果色を作成します。このモードでは、カラーモードの反対の効果が作成されます。
輝度
RGB:190 150 60の画像と合成した場合
ベース
結果
輝度

(出典:Adobe/Photoshopでの描画モード https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/blending-modes.html)


いかがでしたでしょうか?
中には重複してない?と思われる描画モードもありますが・・・きっと役に立つ時があります!!
27種類も描画モードがあるので様々な場面での使用が出来そうです!!

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